こんにちは。「はたらくサポート新見」の児谷です。
先日、自動車の販売・整備などをされている北陽商会様にお伺いし、山﨑社長よりエコアクション21認証・登録制度についてご案内頂きました。エコアクション21をわかりやすく言うと、国際規格ISO14001の日本版で、環境省が制定した日本独自の環境マネジメントシステムということです。
北陽商会様は、このエコアクション21に10年以上も前から積極的に取り組まれており、これまでに環境大臣賞を含め、何と5回も「環境コミュニケーション大賞(環境活動レポート部門)」を受賞されています。これからますます重要になる環境分野において、新見市に北陽商会様のような全国に誇れる企業があることを知り、本当にうれしく思いました。山﨑社長はエコアクション21の取り組みの重要性や、そこから生まれる様々な効用について、身を持って経験されているからこそ、今回弊社にも「是非運用してみては?」とお勧めされたわけです。
エコアクション21のメリットとしてまず挙げられるのが、ガイドラインに沿って取り組むことで、企業としての環境対応を総合的に推進できる点です。これにより環境面のみならずコスト削減や生産性向上など、経営面での成果にも直結させることができます。さらに取り組みを継続していく中で、社員教育や人材育成、組織としてのレベルアップなど、その社内的効用は多岐に渡るものと思われます。
また、対外的にもメリットは多く、例えば多くの大手企業で環境への取り組みや環境システムの構築を取引条件にしていたり、認証・登録にあたり自治体の補助や入札参加資格審査で優遇されたりもするようです。社会的信用を獲得し、企業としてのイメージアップが図れるということは、一石二鳥どころか何鳥にも繋がる素晴らしい活動と言えます。
実際に北陽商会様の環境経営レポートを拝見しましたが、企業理念に基づく環境理念や環境経営方針、実施体制の構築はもちろん、個別の課題項目に設定された数値目標と、それに対する実際の取り組み状況や結果検証まで、非常に詳細な内容が報告されていました。最後には次年度以降の継続的取り組みをどのように進化させていくか、こちらも数字を明記した形で記載されており、本当にきちんとPDCAサイクルを回されていて凄い!と感服してしまいました。
新見市内のエコアクション21認証・登録企業は北陽商会様だけではありません。同じく自動車整備業の森六自動車様、廃棄物処理・リサイクル業の山陽環境開発様、日本有機(大佐工場)様、運輸・倉庫業の井倉運輸様がそうであり、環境に配慮した経営に積極的に取り組まれている代表的な会社だと言うことができます。全国では約8,000社あるようですので、人口比率で考えると新見市内の事業所の取得率は高いと言えますが、もっとこのエリアで拡げていくことが重要です。各企業においてエコアクション21を推進していくには、現状の職務を行いつつプラスアルファのプロジェクトとして動かす必要があり、さらにこの先もずっと継続していくことが大前提の取り組みだけに、それなりの覚悟が必要になってきますが、弊社においても早急に検討していきたいと思っています。
就職・転職活動における会社選びのポイントはいろいろありますが、市場が縮小していく中で生き残っていく企業の見極めは極めて重要です。今回ご紹介したエコアクション21は、将来性を計る上で参考になる取り組みの1事例に過ぎませんが、一事が万事、経営者の基本的な考え方や経営姿勢を反映していることは確かです。「未来は現在の行動の積み重ねの先にしかない」という不変的な法則のもと、「はたらくサポート新見」でもそのあたりをしっかりと見極めながら、求職者の皆様には新見エリアの厳選求人情報をご案内させて頂きます。