新見公立大学の完全4大化について

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こんにちは。「はたらくサポート新見」の児谷です。今日は、典型的な中山間地域にある唯一の公立大学「新見公立大学」の完全4大化についてお話ししたいと思います。

新見公立大学は2019年4月から、いよいよ完全4年制に移行します。現在8割以上を占める市外出身の下宿生を含め、学生数の大幅な増加が、新見市の経済にとっても大きなプラスになると、とても期待が高まっています。ただその反面、18歳人口の減少により、全国の大学で生き残りをかけた競争が激しさを増しています。特に少子高齢化や人口減少という大きな課題に直面している地域の大学にとっては、難しい舵取りが求められてくることも容易に想像できます。

ところが先日、公文学長にお話をお聞きする機会があり、4大化について理解を深めていくうちに、私自身、もう少し前向きに考えた方が良さそうだと、思い直すことになりました。

それは、新見市が過疎地として抱える多くの課題は、将来的には日本全国で想定される問題でもあることを認識した上で、まずはネガティブイメージを逆手に取り、「課題先進地域」としてチャレンジできる場所がここにあると前向きに捉えること。わかりやすく言えば、過疎地の課題にリアルに向き合い、実践の中で解決するための仕組みを模索できる、そんな最高のフィールドで勉強できるということです。学生たちにとって、限られた時間の中でより質の高い教育を受けられることは、大学選びにおいても非常に重要な要素です。これからは1つの学部(健康科学部)の中にある集約された3つの学科(地域福祉学科・健康保育学科・看護学科)それぞれにおいて、真に社会にとって必要とされる人材を育てる環境が用意されるということですから、より競争力の高い大学づくりの推進に向けて、とても大きな期待感を持っています。

また、募集定員の中に地域優先による新見市内枠が設置される点も、新見市にとっては非常に大きなメリットと言えます。大学卒業後も、そのままこの地域で活躍してくれる若い人材が多く残ることになり、さらにそういった人材が地域の中でリーダーシップを発揮するようになると、子供からお年寄りまでみんなが暮らしやすい新見市の実現に向けた大きな原動力になっていくはずです。

そのような新見公立大学がもたらす将来ビジョンに希望を見出しつつ、「はたらくサポート新見」においても、仕事を通して新見市のよりよい将来に貢献できるよう、頑張っていきたいと思います。

 

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