芸術的な感性が日常に溶け込むまち「新見市」ではホンモノに触れる体験が叶う

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子育てや教育の一環として、勉強だけではなく、感性を育てたいと思っている方は少なくないのではないでしょうか?豊かな自然環境や四季折々の景観など、さまざまなことが整っている新見市は、住みながらにして恵まれた環境にあります。

ただ、田舎ではなかなかホンモノの芸術や想像力を育てる取り組みは難しいのでは?というご意見もいただきます。芸術という意味で良い刺激を受けられるような環境はあるのだろうかと考えている方も少なくありませんから、そういったご質問があるのも当然のことです。

そこで、新見市にある感性を育てられる場所や取り組みなどをご紹介します。

「新見美術館」鉄斎を中心に数多くそろう芸術品

新見美術館は、スタートこそ富岡鉄斎の作品を中心にした小さな美術館でした。しかし、時を重ねるにつれ、市内外のコレクターから多くの寄贈や寄託、市からの購入支援もあって、今では歴史に名が刻まれた巨匠の作品を数多くそろえています。
展示内容も日本画だけでなく、洋画や彫刻、工芸、写真に至るまで、さまざまな芸術作品が美術館に展示されていて、訪れた人達に感動を与えています。
しかも、観覧料は一般で400円、中学生で250円、小学生なら150円と、その気になれば何度も通える金額設定です。
関連イベントとして定期的にワークショップなども開催中。詳しくは美術館の公式ページをご覧ください。
≫新見美術館の公式ページ

にいみ木のおもちゃの会

にいみ木のおもちゃの会は、新見市の林業関係者を中心に結成された「木を使った学び」を考えているNPO法人の団体です。
木の遊具で遊べる「森の遊園地 in にいみ」を定期的に開催したり、木のおもちゃを使ったイベントを開催したりしています。
2019年3月には東京おもちゃ美術館と正式に事業調印。「木を使った個性あふれるおもちゃ」で、今の時代だからこそ必要な自然と触れ合えるおもちゃを開発しています。
活動は「≫にいみ木のおもちゃの会のFacebook」で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

地域の楽団、新見ウィンドアンサンブル

新見ウィンドアンサンブルは、新見北高等学校(現新見高校)の吹奏楽部OBバンドとして結成された楽団のこと。
趣味と部活の延長から始まった楽団に、一般のメンバーも集まり、今では毎年主催コンサートを開く楽団へと成長しています。
コンサートだけでなく、地域のお祭りや行事など、さまざまな場所に招かれては演奏する機会があります。両親のサポートがあれば中高生でも加入は可能で、大人の中に入り、技術的なこともふくめてさまざまなことを学ぶ機会があります。
公式ホームページで情報を公開しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
≫ウィンドアンサンブルの公式ホームページ

ホンモノを今に伝える神代和紙保存会

日本の伝統工芸である「和紙」は、岡山県では高梁川の流域でつくられていて「備中和紙」と呼ばれ、1000年の時を超えて今に伝わっています。大人ならほとんどの方が和紙の魅力を知っています。ただ、実際に触れたり使ったりする機会はあまり多くないというのが現状ではないでしょうか?身近にあり、授業などでその存在を知っていたとしても何かの機会がなければ触れるシーンはなかなかありません。
子どもの頃からホンモノに触れる機会は、将来大きな糧となるかもしれません。
そこで、2018年度の小学校の卒業生に「神代和紙の卒業証書」が手渡されることになっています。神代和紙保存会では、今だからこそ、伝統工芸である和紙を用い、見て触れられる機会を増やせるような取り組みを続けています。
≫神代和紙保存会のFacebookページ

感性を育てるのにピッタリのまち 新見市

感性や芸術性、見る目とも呼ばれたりしますが、こういったセンスを養うために必要なのはあくまでも日常生活ではないでしょうか?毎日美術館に通ったり、音楽に触れたり、和紙を使ったりすることはなかなか難しいものです。しかし、地域のお祭りで流れる生演奏が、小さい頃に触れるおもちゃが、小学生の受け取る卒業証書が・・・ちょっとだけ特別だったらどうでしょう。
あたり前の日常の中で、特別なシーンにいつもと違った特別なものに触れること。それは、今後、成長するにつれて誰かの特別なシーンを作っていく立場へと変わっていく子どもたちに必要なもになるはず。そして、それは経験なくして簡単に磨かれるものではありません。
新見市にはさまざまなことに取り組んでいる団体があり、行政とも連携して「ホンモノに触れる機会」を数多く提供してくれるステキなまちです。

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