「にいみいろ」2019年9月号より

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こんにちは。「はたらくサポート新見」の児谷です。

新見を盛り上げようと活躍されている人や企業、そして生み出された商品・サービスを、新見市民の皆様に向けてご紹介しているフリーペーパー「にいみいろ」の9月号が、8月18日に発行されます。今回は偶然ですが、表紙と特集記事が「ぶどう」関連の内容になっていますよ。私も編集スタッフの一員としてこの地域情報誌の企画・制作に携わっているので、今号についても簡単にご紹介したいと思います。

今回の表紙は、ぶどう狩りができる果樹園「フルーツカントリー熊野」の社長で、新見市農業委員会の会長も務める逸見力士さん。今や新見市を代表する果物としてA級グルメにも認定されているピオーネですが、その先駆者として今から30年以上も前から栽培をスタートしたそうです。もうすぐ収穫を迎えるぶどうを手に取り、真剣な表情で見つめる逸見さんの表情が印象的な表紙写真になりました。9/22(日)には、毎年たくさんの人出で賑わう「ぶどう祭り」を開催予定。ぶどうの食べ放題が付いて入場料は大人1,000円・子供500円と破格!私も是非行ってみたいと思っています。この日の逸見さんの楽しみは、無事に成熟したぶどうを摘んでその場で頬張るお客様の喜ぶ顔を見ることだそうです。

続いて、「にいみいろ」の中面の特集では、全国的にも注目が集まっている新見初のワイナリー(ワイン醸造所)「domaine tetta(ドメーヌ テッタ)」を取り上げています。約10年前、代表を務める高橋竜太社長(「にいみいろ」2018年9月号の表紙に登場)が、耕作放棄地になっていた哲多町のぶどう農園を引き継ぎ、ベンチャーとして再生を試みたのが始まり。
石灰岩質の土壌で、寒暖差の大きい山間地は、良質なぶどうの生産に適しており、世界的なワインの名産地にも酷似した環境。加えて、ぶどうの栽培や醸造に関わる人たちとの運命的な出会いもあって、ワインづくりがスタートしました。しかし、ぶどう作りは実が付くまで3年もかかり、しかも自然相手で気象条件等に大きく左右される仕事。高橋社長は多くは語りませんが、ワイン用と生食用を合わせて18,000本ものぶどうの木を、短期間で毎年きちんと栽培できるようにしていくことは、並大抵の努力ではなかったと思います。さらにワイナリーの建設やカフェのオープンなど、常に新しい目標に向かってチャレンジし続ける姿勢には、本当に頭が下がりますね。
そして今や、新見が全国に誇る新しい特産品となった「tettaワイン」。この成功への軌跡において、私が最も重要だと感じるのはブランディングの力です。ワイナリーの建築デザインやワインボトルのラベルデザイン、アパレルや音楽といった異業種とのコラボ演出など、国内外のトップクリエイターが関わり合いながら、「tettaワイン」がもたらす新しい価値を作り上げ維持してきているのだと思います。
新見にも「良いモノ」はたくさんありますが、その価値をきちんと伝えていくことは簡単ではありません。そういう意味でも、高橋社長がこだわったブランディングをみんなで勉強し、様々な商材に取り入れていくことが大事。これができれば、新見市自体の価値も向上してくるのではないでしょうか?

今回の「にいみいろ」では上記以外にも、技術とアイデアで畳の新しい価値創造に挑戦している「家元畳店」さんや、移動販売をスタートし新見では珍しいクレープを提供している「Rococo ロココ」さんを紹介しています。今までにない新しい取り組みが、新見のいろいろなところで動き出している姿に、勇気と刺激をもらいますね。
さらに田中実業グループの事業所レポートでは、新車時のような本来の輝きを引き出し、艶のある美しい車体を保つ「キーパーコーティング」(新見SS)や、我が「はたらくサポート新見」が9/15(日)に開催する「お仕事探し個別相談会」、新見SSの「バッテリー無料診断」といったイベント・キャンペーン情報など、盛りだくさんの内容となっています。お見逃しなく!

「にいみいろ」に掲載しているのは、地域を盛り上げようと頑張っておられる人や企業ばかりですが、毎回取材を通じて思うのは「全ては人材(人財)ありき」ということです。これは「はたらくサポート新見」の取り組みにも繋がっていきますので、是非ともそのような人財を地域に供給できるように頑張りたいと思います。
このブログをご覧頂いている求職者の皆さん、特に移住(Iターン)やUターンを検討しているけれど、あまり新見のことをご存じない方は、「にいみいろ」(バックナンバーはこちら)で新見の魅力に触れてみてください。
「にいみいろ」は毎月18日に新見市内の新聞全紙に折り込まれるほか、道の駅・鯉が窪や千屋温泉などの観光地、新見市民の皆さんがよく利用される場所(図書館・飲食店・ショップなど)にも設置(設置場所一覧はこちら)しています。もちろん、「はたらくサポート新見」のサロンでも閲覧可能ですよ。お気軽にご用命ください。

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