「にいみいろ」2月号より

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こんにちは。「はたらくサポート新見」の児谷です。

新見を盛り上げようと活躍されている人や企業、そして生み出された商品・サービスを、新見市民の皆様に向けてご紹介しているフリーペーパー「にいみいろ」の2月号が、1月18日に発行されました。この地域情報紙は、昨年7月に創刊後、毎月発行していますが、実は私も編集スタッフの一員として、その企画・制作を担当しています。新見にUターン帰郷してまだ1年も経っていない私にとって、創刊から「にいみいろ」に関わってこれたことが今では非常に大きな糧となっており、この媒体を通して新見で頑張っておられる多くの皆様とのご縁を頂戴し、そこからたくさんの学びの機会を頂いています。そして今、この「はたらくサポート新見」を運営していく上でも、掛け替えのない財産となっています。

今回も「にいみいろ」の取材を通して、多くの気づきがありました。

表紙でご登場頂いた新見公立大学の公文学長のお話は、以前のブログでも少し取り上げましたが、今年4月からの完全四年制化がもたらす効用は、単に学生数の増加に伴う新見経済の活性化だけではありません。「課題先進地域」としてのチャレンジの機会であり、生き残りを懸けた競争力の高い大学づくりへの挑戦です。そしてその先で期待したいのは、学生の募集定員の中で優先的に確保された新見市内枠の学生たち(福祉・保育・看護で各5人→1学年15人)の卒業後の地元での活躍です。単純計算ですが、例えば10年間で150人もの優秀な専門職員が、この新見市内に輩出される可能性があり、これは地域にとって本当に大きな活力になると思っています。

公文学長からは逆に、「はたらくサポート新見」も今ここで必要な取り組みであり是非とも頑張って欲しい、という激励のお言葉を頂戴しました。大変ありがたく感謝するとともに、地域の未来のためにチャレンジし続ける新見公立大学のように、微力ながら新見の将来のために貢献したい、と年明けから気持ちを新たにしています。

また「にいみいろ」の中面の特集では新見の石灰業を取り上げました。私の父もずっと地元の石灰会社で働いていて、古くからの地場産業であることは認識していましたが、同時に既にピークを過ぎた斜陽産業のようなイメージもありました。ところが今回の取材で足立石灰工業様の静社長にお話を聞いていくと、石灰には幅広い用途があり、鉄鋼・化学・食品・農業など、世界のあらゆる産業で使われているとても重要な資源であることを学びました。特に新見の鉱山で採掘される石灰石は、埋蔵量が豊富でしかも世界品質であるため、水島コンビナートをはじめ県内外の多くの取引先に対して安定供給されているようです。新たな用途の開発や、海外も含めた市場の開拓も進んでおり、将来的にも大きな可能性を秘めた業界であることを知りました。

このようなことは、新見に住んでいる人でも意外と知らなかったりするようなので、特に将来を担う地元の子供たちには、普段から地場産業について学びの機会が持てるような取り組みの必要性も感じました。地域の誇れる産業に携わりたいと思ってくれる子供たちが少しでも増えることを期待したいですし、「はたらくサポート新見」でも、仕事に関連した地元の魅力をしっかりとアピールできるよう頑張りたいと思います。

このほか今回の「にいみいろ」では、オーダーメイド住宅を手掛ける上山工務店様や12月にオープンしたばかりのロクカフェバル様などをご紹介していますが、そこには地域を盛り上げようと奮闘している素晴らしい経営者やスタッフの姿があります。やはり会社を作るのも地域を作るのも人材(=人財)であることを実感します。そういった意味でも「はたらくサポート新見」の使命は重大ですが、自然とモチベーションが上がる環境の中に居られることをありがたく感じています。

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