「Uターン技術者×最先端林業」で適職マッチング!

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こんにちは。「はたらくサポート新見」の児谷です。

先日、技術者として経験を積んでこられたUターン人材と、新見市内で最先端の林業に取り組まれている企業のマッチングが成立しました!今までの成功事例の中でも、人材と企業、双方の将来にとって、高い確率でwin-winが見込めるマッチングになったと感じています。
求職者にとっては異業種への挑戦となり、不安はもちろんあったと思います。同様にそのことは、求人側の企業にとっても、リスクがあったことを意味しています。しかしながら、その双方の不安やリスクを事前にある程度払拭できたことが、お互いにとって満足度の高いマッチングになったと考えています。今回のブログでは、そのあたりを少しご紹介したいと思います。

求職者のAさんは、30代後半の男性。新見市出身ながら、学生時代から長らく地元を離れ、航空機や自動車、農業機械などの開発・設計を中心に、全国を転々としてきました。ただ、故郷への思いは強く、直近では隣の真庭市までJターンし、フリーランスのエンジニアを生業としていました。ところが、仕事が思うように確保できず、収入面が安定しないということで、地元・新見市の企業への転職を考えるようになったということです。

2か月近く前のこと、Aさんから「はたらくサポート新見」に、ウェブサイトに掲載している求人情報に関する問い合わせが入ったことがきっかけとなり、その後サロンにお呼びしてカウンセリングを行いました。Aさんの第一印象は、非常に誠実で謙虚、きちんとした振る舞いをされるので、この方なら性格や人柄といった基本的な部分については、どんな企業に紹介しても太鼓判を押せると感じました。問題は、今まで培ってきた技術やノウハウを、直接的に活かせる企業が新見市にはほとんどないこと。このことはAさんもよくご存知でした。

Aさんからは、趣味のクライミングにも関係のある山の仕事にも興味があることや、実際にフリーランスの仕事を始める際に、林業会社の面接を1社を受けたことがあるということ(この時は辞退)をお聞きしました。その時点で、私にはある会社が思い浮かびました。林業先進国の北欧の技術・機械をいち早く採り入れ、小さいながらも国内最先端の機械化林業を推進している会社です。ここのB社長は、もともと自動車メーカーで開発部門に携わっていたこともあり、とにかく機械が大好き。それがAさんの得意分野とも合致したため、私はこのお二人を会わせたら面白いのではないかと考えました。

林業といっても今は肉体労働メインの3K業界ではなく、先述の通りかなりの部分で機械化が進んできています。新見エリアでも、若い女性が新規就労したケースもあり、また重機の運転や機械のオペレーションが好きな方が、県外からIターンで入ってきたりもしています。自然相手で決して楽な仕事ではありませんが、何となくAさんにピッタリの仕事のように思えました。そして何よりも、AさんとB社長とでは、波長がすごく合うのではないかと、ピンと来るものを感じたわけです。

早速、双方にご紹介・ご提案を行い、両者をセッティングすることになりました。私も含め3者全員の意向により、単なる面接ではなく、その前に職場見学をすることに。B社長直々の案内で、3人で実際の現場となっている山に入り、林道を登って行きました。人力の何十人分もの仕事をあっという間にこなしてしまう最先端の重機(ハーベスター)を、B社長が自ら操り、解説もしていただきました。想像を絶する高速の伐採作業には、Aさんも私もすっかり驚かされ、林業業界の発展の一端を肌で感じることができました。

  

※B社長に案内されながら、現場となる山林を歩くAさん。最先端の重機による実演も。

小雨の降る寒い日でしたが、道中では業界や仕事に関するB社長のお話に、Aさんが真剣な表情で聞き入り、逆にAさんもB社長に対して積極的に質問を投げ掛けていました。興味深い内容も多く、私自身も非常に勉強になりましたし、そんな中でAさんとB社長がすっかり打ち解けている様子を見て、このマッチングは必ずうまくいくと確信しました。

その後、私は席を外し、お二人はB社長の事務所に場所を移し、面接をされたということですが、その場で採用が決まったということでした。この縁を導いたことに対して、AさんからもB社長からも、とても感謝していただき、私自身も非常に嬉しく感じました。お正月明けが初出勤になるということですが、末長くwin-winの雇用関係が維持され、双方の人生が一段と豊かなものになっていくことを心よりお祈りしたいと思います。

今回のマッチングの成功ポイントはズバリ2点です。

[1]求職者のカウンセリングにより、履歴書や職務経歴書ではクローズアップされにくい、趣味・趣向、興味を持つ分野などをしっかり把握できたこと。同様に、求人企業側に関しても、事前に経営者の個人的な部分も含めた細かい情報を収集できていたこと。これにより双方の相性がピッタリくるという直感を得ることができました。
[2]求職者と求人企業の面接の前に、職場見学を入れたこと。「はたらくサポート新見」では入社後のミスマッチを予防するため、よくこの手法を使いますが、今回の場合は、求職者側から仕事の現場をきちんと理解した上で検討したいという要望があり、それを求人企業側も快く受け入れていただいたので、スムーズに職場見学を進めることができました。この職場見学により、ある意味面接以上にお互いを理解することができたのではないでしょうか?

「はたらくサポート新見」では、求職者・求人企業の双方にとって、よりベストなマッチングを行うために、上記のような対応を含めてサービスを展開しています。就職・転職は人生に関わる大きな問題ですが、悩んでいるだけでは何の解決にもなりません。まずはプロにご相談ください!ご本人がすぐには難しい場合は、ご家族やお知り合いからのご相談にも喜んで対応致します。お気軽にどうぞ!

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